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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻8号

2000年08月発行

特集 肛門疾患診療の実際とコツ

嵌頓痔核の外科的治療

著者: 池内健二1

所属機関: 1国立西埼玉中央病院外科

ページ範囲:P.985 - P.989

文献概要

 嵌頓痔核の治療には早期手術療法と保存療法が考えられる.できるだけ速やかに疼痛を緩和しようとする早期手術療法も必要であるが,浮腫が強い場合には必要以上に切除してしまい,術後の肛門機能に悪影響を残す場合がある.嵌頓を整復し,浮腫,腫脹を消退させてから手術を行えば過大手術を制限することができる.いずれが良い方法との結論には至っていない.当科においてはまず嵌頓を整復し,保存療法を選択する.しかし元の痔核の状態が推測でき,確実な手術が可能と判断できる場合にのみ早期手術を施行している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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