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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻8号

2000年08月発行

特集 肛門疾患診療の実際とコツ

裂肛の治療

著者: 竹馬彰1 瀧上隆夫1 嶋村廣視1 根津真司1 仲本雅子1 竹馬浩1

所属機関: 1チクバ外科胃腸科肛門科病院

ページ範囲:P.1003 - P.1010

文献概要

 肛門の3大疾患のうち裂肛の治療は保存的に行うのが原則である.近年,裂肛の成因に肛門管静止圧の上昇とそれに伴う肛門上皮の虚血が関与していることが示唆されている.従来の保存的治療に加え,肛門管静止圧を低下させる薬物治療が試みられ始めている.また,保存的治療では治癒しにくい症例にはLSISを行う.肛門狭窄にまで至った症例ではSSGが現在主として行われている治療法である.
 本稿では筆者らの施設で行っている裂肛の治療の実際とコツ,そして,これから普及していくと考えられる保存的治療法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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