icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻8号

2000年08月発行

文献概要

特集 肛門疾患診療の実際とコツ

肛門機能不全の治療

著者: 佐藤知行1 小西文雄2 中坪直樹1 永井秀雄1

所属機関: 1自治医科大学消化器一般外科 2自治医科大学大宮医療センター外科

ページ範囲:P.1011 - P.1019

文献購入ページに移動
 肛門機能不全の外科治療は肛門縫縮術から,括約筋修復術,肛門後方修復術,肛門前方修復術,人工肛門括約筋,Pickrell手術,電気刺激を加えた大腿薄筋による新括約筋形成術へと発展し,現在ではいくつもの選択肢が用意できるようになった.また,バイオフィードバック治療や仙骨神経電気刺激法,また筆者らが開発した陰部神経手術など,治療法に新しい展開もみられる.しかし,現時点では肛門機能不全の治療法には未解決な点が多く,それらの施行に際しては,長期成績の限界をも含めた十分なインフォームドコンセントが重要となろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?