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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻8号

2000年08月発行

外科医に必要な眼科common diseaseの知識・3

結膜・角膜疾患

著者: 庄司純1

所属機関: 1日本大学医学部眼科

ページ範囲:P.1026 - P.1028

文献概要

ウイルス性結膜炎
 1.概念
 ウイルス性結膜炎はアデノウイルス8・19・37型による流行性角結膜炎(epidemic keratoconjunc-tivitis:EKC),アデノウイルス3・4・7型による咽頭結膜熱(pharyngoconjunctival fever:PCF),エンテロウイルス70,コクサッキーウイルスA24による急性出血性結膜炎(acute hemorrhagicconjunctivitis:AHC)および単純ヘルペスウイルス1型(初感染)・2型によるヘルペス性結膜炎の4つが代表疾患である.EKC,PCF,AHCは俗称として「はやり目」と呼ばれるように伝染性の強い結膜炎で,接触感染により伝染するため,学童が罹患した場合には学校保健法により出校停止の処置がとられ,院内感染,家族内感染にも注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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