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目で見る外科標準術式・8
進行胃癌の拡大手術(左上腹内臓全摘術など)
著者: 古河洋1 池田正孝1 今村博司1 龍田眞行1 桝谷誠三1 宮章博1 石田秀之1 平塚正弘2 石川治2 川崎高俊1 里見隆1
所属機関: 1市立堺病院外科 2大阪府立成人病センター外科
ページ範囲:P.1035 - P.1041
文献購入ページに移動胃癌の手術法は「経験的」に決定されてきたが,その治療成績や安全性が一般に発表されているので,それが「標準手術」として扱われてきた.進行癌では「根治B」になるよう,すべてとり除く術式が採用された.一方,リンパ節郭清のために一定の臓器を合併切除する術式も定着し,たとえば「胃全摘+膵・脾合併切除」が行われてきた.さらに拡大した手術術式として「左上腹内臓全摘術」や「膵頭十二指腸切除」も行われている.ここでは,胃全摘+膵・脾合併切除を標準として「左上腹内臓全摘術」などそれより大きい手術の意義と手術術式,治療成績について述べる.
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