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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻9号

2000年09月発行

カラーグラフ 腹腔鏡下食道手術・3

TypeⅢ食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下手術

著者: 森俊幸1 下位洋史1 杉山政則1 跡見裕1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1071 - P.1077

文献概要

食道裂孔ヘルニアの病型
 食道裂孔ヘルニアは,その解剖学的特徴により滑脱型(TypeⅠ),傍食道型(TypeⅡ),混合型(TypeⅢ)に分類される(図1)1).頻度としてはTypeIが最も多い.純粋なTypeⅡはまれであり,傍食道型ヘルニアの多くは滑脱型を合併する(TypeⅢ).いずれの型もヘルニアが軽度の場合には無症状のことも少なくないが,ヘルニアが高度になるに従って滑脱型ではGERD(gastro-esophagealreflux disease)の原因となり,傍食道型ではヘルニアの食道圧迫に起因する嚥下障害を認めるようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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