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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻9号

2000年09月発行

特集 外科医に求められる緩和医療プラクティス

緩和医療の実際 身体的ケア 疼痛対策

どのような手段があるのか

著者: 佐伯茂1 小川節郎2

所属機関: 1駿河台日本大学病院麻酔科 2日本大学医学部麻酔科学

ページ範囲:P.1113 - P.1120

文献概要

 緩和医療においてわれわれペインクリニック科医が用いる鎮痛手段として,神経ブロック,WHO方式がん疼痛治療法,刺激による鎮痛法,漢方薬などが挙げられる.とくに主たる疼痛を神経ブロックで取り除き,残った痛みを神経ブロック以外のWHO方式などで対処することががん疼痛に対する基本的な治療方針と考えている.
 しかし,神経ブロックは何科の医師でも施行可能な治療方法というわけではなく,神経ブロックが適応とならない症例を経験することも多々ある.このような場合,WHO方式がん疼痛治療法が重要な鎮痛手段となる.
 本稿では,外科系の先生方に知っておいていただきたい癌疼痛管理に用いられる各種鎮痛手段の概要について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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