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カラーグラフ 食道癌の内視鏡下手術・2
胸腔鏡下食道切除リンパ節郭清術
著者: 宮崎修吉1 赤石隆2
所属機関: 1東北大学医学部先進外科 2赤石病院外科
ページ範囲:P.5 - P.11
文献購入ページに移動従来,食道癌に対する外科治療においては,開胸開腹による食道切除リンパ節郭清術が標準術式とされてきた.しかし,この方法はとくに胸部操作において大きな術創を伴うが,必ずしも良好な視野が得られるとはいえなかった.また,従来の術式における術後の肺機能の低下やときとして長期に及ぶ開胸創痛なども,今後改善されるべき問題点であると思われる.そこで当教室ではブタを用いた動物実験をもとに,6本のポート孔からの操作のみによる胸腔鏡下食道切除リンパ節郭清術を開発し,食道癌症例に臨床応用してきた1).本稿ではその術式の概要を示し,さらに当科症例のまとめと若干の考察を述べる.
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