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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻1号

2001年01月発行

文献概要

特集 21世紀の外科—Tissue Engineering

再生医学への期待

著者: 大谷吉秀1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.13 - P.17

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 再生医学(tissue engineering)は,人類がこれまでの進化の過程で獲得した再生治癒能力を人為的な操作により最大限に引きだし,自己の機能の再生修復を計り,損傷により引き起こされた形態的,機能的欠損を代償することを目指したまったく新しい分野である.造血幹細胞に関する研究はすでに40年前から行われていたが,1998年,ヒトの胚性幹細胞(embryonic stem cell)が樹立されるに至り,いよいよこれまで治らないとされてきた数多くの疾患が治療できる可能性が出てきた.21世紀の医療の重要課題のひとつとして,人類の幸福に貢献できる大きな成果を生み出す可能性があり,今後の展開が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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