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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻1号

2001年01月発行

文献概要

臨床研究

PROLENE Hernia Systemを用いたopen tension-freeヘルニア修復術の成績

著者: 山本俊二1 前田敏樹1 内田靖之1 田村信子1 中野正人1 坂野茂1 山本正之1

所属機関: 1神鋼病院外科

ページ範囲:P.109 - P.112

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はじめに
 人工補強材であるメッシュを用いたopen ten-sion-freeヘルニア修復術は,緊張のかからない修復と,加齢とともに脆弱化した組織の補強ができ,手技的に容易であり,成人鼠径ヘルニアに対する標準術式である1,2).PROLENE Hernia System(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社,東京)3)は,長楕円形の上部パッチと円形の下部パッチが円筒状のコネクターによって一体型となったポリプロピレンメッシュであり,anterior approachにて鼠径管後壁(横筋筋膜と内腹斜筋)を前後から補強するものである.今回,このPROLENEHernia Systemを用いた成人鼠径ヘルニアに対する手術4)の成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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