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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 Ⅱ.胃癌

早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術

著者: 谷雅夫1 竹下公矢2

所属機関: 1東京医科歯科大学外科(食道胃外科) 2東京医科歯科大学光学医療診療部

ページ範囲:P.52 - P.57

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はじめに
 現在の早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)の適応はリンパ節転移のないm癌であり,組織型がpap,tub1で,大きさが2cm以内の隆起型病変または1cm以内で潰瘍性病変のない陥凹型病変とする施設が多い1)
 最近では手技の改良によってその適応は拡大される傾向にあり,施設(術者の考えや技量)によって必ずしも統一されているとは言いがたいが,やみくもなEMRは避けるべきであり,まずは術前に病変を正確に診断してから切除に臨むべきと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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