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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 Ⅳ.結腸癌

右側結腸癌に対する結腸右半切除術

著者: 亀岡信悟1 小川真平1

所属機関: 1東京女子医科大学第2外科

ページ範囲:P.135 - P.139

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はじめに
 右側結腸癌の術式および切除範囲は占居部位,組織型,壁深達度,リンパ節転移程度および,肝転移,腹膜播種性転移の有無などの腫瘍の臨床病理学的因子に加え,患者の背景因子(年齢,合併症の有無など)によって決定される.これらの術前評価は注腸,下部消化管内視鏡,超音波およびCTなどの画像診断から総合的に行われ,それらの診断法に熟知することが重要である.各施設によって術式選択の基準は様々であるが,筆者らは原則として結腸右半切除術の適応を表のようにしており,特に,ヘリカルCTによる壁深達度やリンパ節転移程度の診断を重視して術式を決定をしている.本稿ではこれらを中心に,結腸右半切除術を行った症例を呈示し,診断および切除範囲決定のポイントについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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