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特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 Ⅳ.結腸癌
左側結腸癌に対する左半結腸切除術
著者: 三木誓雄1 小林美奈子1 楠正人1
所属機関: 1三重大学医学部第2外科
ページ範囲:P.140 - P.143
文献購入ページに移動左側進行結腸癌に対する左半結腸切除は横行結腸の左半分,下行結腸,S状結腸を切除し,横行結腸と直腸を吻合するものである.この術式では腫瘍占拠部位が脾轡曲部,S-D junctionのどちらに近接しているか,あるいはリンパ節転移があるかないかなどにより腸管切除範囲,リンパ節郭清の程度は適宜縮小される.すなわち他の部位の結腸手術に比べ術前の画像診断,術中の正確な病期の評価で血管処理の部位や切除範囲など,手術操作が細かく変更される可能性があると言える.本稿では,術前・術中の画像診断を駆使した下行結腸癌に対するhand-assisted腹腔鏡補助下左半結腸切除術を,実際の症例を基に紹介する.
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