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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 Ⅵ.肝癌

グリソン鞘前,後枝に隣接した肝癌に対する門脈枝塞栓術を併用した肝右葉切除術

著者: 寺本研一1 川村徹1 中村典明1 岡本浩之1 神代祐至1 真田貴弘1 有井滋樹1

所属機関: 1東京医科歯科大学肝胆膵外科

ページ範囲:P.211 - P.214

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はじめに
 症例は慢性肝炎を併存する肝細胞癌患者である,腫瘍の位置が肝門部に近いので系統的切除施行のためには広範囲な肝切除を余儀なくされる.この症例に対して術後肝不全を避けるため,担癌領域を萎縮させ残存肝を肥大させる門脈枝塞栓術を先行したのち,肝右葉切除を施行した.画像を中心に本症例の肝切除の考え方を呈示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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