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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 Ⅶ.胆管癌・胆嚢癌

肝門部胆管癌に対する尾状葉切除術

著者: 野口孝1 山際健太郎2 川原田嘉文3

所属機関: 1三重大学医学部看護学科 2三重大学医学部第1外科 3三重大学部医学部

ページ範囲:P.235 - P.241

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はじめに
 近年,肝門部胆管近傍の詳細な解剖学的研究1,2)と各種画像診断の進歩により3),術前に肝門部胆管癌の尾状葉浸潤が診断可能となり,本疾患の根治手術において尾状葉合併切除はすでに標準術式として定着してきた.したがって肝門部胆管癌の手術の際には進展度診断のみならず手術操作の立場からも,肝のplate systemと尾状葉の解剖を十分に理解してwork upすることがkey pointである.肝門部胆管癌尾状葉浸潤の代表的な症例を画像所見と病理所見を用いて呈示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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