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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧 ⅩⅠ.乳癌

乳癌に対するセンチネルリンパ節生検

著者: 沢井清司1 中嶋啓雄1 水田成彦1 阪口晃一1 鉢嶺泰司1

所属機関: 1京都府立医科大学内分泌・乳腺外科

ページ範囲:P.369 - P.373

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はじめに
 乳癌に対する根治術において腋窩リンパ節郭清は必須の手技として広く行われてきたが,腋窩郭清を行うと術後のセローマ,上肢リンパ浮腫などの合併症が発生し,術後のQOLを低くすることがある.センチネルリンパ節生検は,リンパ節転移のない症例を正確に判別し,無駄な腋窩郭清を省略できる手技であり,急速に普及しつつある1).本稿では,術前診断DCIS(非浸潤性乳管癌)に対して,センチネルリンパ節生検によりリンパ節郭清を省略した症例を提示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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