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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻12号

2001年11月発行

文献概要

特集 新しい医療材料と器具

鼠径ヘルニア用メッシュ

著者: 冲永功太1 福島亮治1 稲葉毅1

所属機関: 1帝京大学医学部外科

ページ範囲:P.1467 - P.1470

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 最近のヘルニア手術では,tension-freeの術式として人工膜prosthesisとしてのメッシュがしばしば用いられる傾向にあり,生体に対して固定性と親和性がよく感染に強いpolyprolene製メッシュが一般的である.このメッシュのなかでもわが国で用いられる頻度の高いPROLENE HerniaSystem(PHS)とBard PerFix plug+mesh(Plug)について解説した.両者は材質はほぼ同じであるが,PHSがunderlay meshとonlay meshの2重のメッシュによってヘルニア再発の防止を目的としているのに対して,Plug法ではヘルニア門をplugで閉鎖しonlay meshで再発を防止する術式である.またLichtenstein法によりonlay meshのみ用いられることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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