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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻12号

2001年11月発行

文献概要

特集 新しい医療材料と器具

創傷ドレッシング材

著者: 三浦英一朗1 小林徹也1 高尾良彦1 穴澤貞夫1 青木照明1 山崎洋次1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学外科

ページ範囲:P.1471 - P.1476

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 人はキズを治そうとするとき,キズを何かで覆うという行為を行ってきた。有史以来の歴史をみると創傷に樹液,獣脂,蜂蜜,オリーブ油などを塗布してから布などで覆う方法が何世紀も行われた。19世紀に細菌が発見され消毒や滅菌法が開発され,創傷を薬剤で消毒しガーゼで覆うことが一般的となり現在でも頻用されている。20世紀半ばに創傷治癒における閉鎖湿潤環境理論が提唱されてから,創傷被覆材の開発が盛んになってきた。現在わが国ではガーゼの欠点を補うものから,フィルム材,ハイドロコロイド材,アルギネートなどさまざまな創傷被覆材が入手可能であるが,それぞれの特徴を述べ,創傷被覆材の選択のガイドラインを示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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