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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻12号

2001年11月発行

臨床報告・1

縦隔頸部に至る広範な気腫を伴った内視鏡的ポリープ切除後の大腸穿孔の1例

著者: 伊澤光1 藤本高義1 福地成晃1 吉田哲也1 戎井力1 先田功1

所属機関: 1兵庫県立西宮病院外科

ページ範囲:P.1551 - P.1555

文献概要

はじめに
 近年,大腸内視鏡検査の普及,内視鏡的治療の一般化に伴いその偶発症の増加が指摘されている1).なかでも最も頻度の高い大腸穿孔は外科的治療の対象となることが多く,今後,われわれ外科医が日常臨床で遭遇する機会が増えるものと予想される.
 今回,大腸内視鏡的に下行結腸ポリープを摘除したのち穿孔をきたし,縦隔,頸部に至る広範な気腫を生じたが,保存的に軽快しえた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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