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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻12号

2001年11月発行

文献概要

臨床報告・1

保存的に治癒した魚骨の消化管穿孔による腹腔内膿瘍の1例

著者: 吉光裕1 安田雅美1 天谷公司1 経田淳1 森和弘1 竹山茂1

所属機関: 1黒部市民病院外科

ページ範囲:P.1561 - P.1564

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はじめに
 魚骨による消化管穿孔はそのほとんどが外科的治療を必要とし,従来は術前の診断は困難とされてきた.しかし近年の画像診断の進歩にともない,術前または術後のretrospectiveな検討により診断可能であったとする報告例が増加している1〜3).今回筆者らは,その特徴的な画像所見から魚骨の消化管穿孔による腹腔内膿瘍と診断し,保存的治療で軽快したため経過観察を行い,後日胃癌手術時に膿瘍の治癒を確認し得た1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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