文献詳細
カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・9
食道切除標本の取り扱い方
著者: 上野正紀1 宇田川晴司1 堤謙二1 木ノ下義宏1 中村豊英1 飯塚敏郎1 松下央2 秋山洋3
所属機関: 1虎の門病院消化器外科 2虎の門病院病理学科 3虎の門病院
ページ範囲:P.1575 - P.1580
文献概要
外科医が新鮮標本を取り扱うときに術前の臨床所見を理解し,かつ切除検体の病理検索方法を知ったうえでリンパ節整理,検体の切開を行うべきである.
今回,胸部食道癌に対する標準術式1,2)である頸・胸・腹3領域リンパ節郭清を伴う食道切除手術材料の取り扱いについて,切除から切り出しまで,現在われわれが行っている方法を紹介する(図1).
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