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特集 IVRの現状と問題点
腹部大動脈瘤に対するステントグラフトの現状と将来
著者: 江里健輔1 善甫宣哉2 竹中博昭2
所属機関: 1山口県立中央病院 2山口大学器官制御医科学講座(第1外科)
ページ範囲:P.1609 - P.1615
文献購入ページに移動本稿ではここ数年間,腹部大動脈瘤に対し,本法を行った施設に本法の適応,合併症,手術成績などについてアンケート調査を行ったので,その結果を中心に述べる.腎動脈下腹部大動脈瘤に対し本法が374例に行われた.その死亡率は4.0%で,従来手術とほぼ同等であったが,エンドリークはtransient 11.2%,persistent 8.1%,secondary 3.2%と決して少なくない.本法は低侵襲で魅力的な治療法であるが,術式,ステントグラフトの改良など解決されるべき問題が多いことも強調したい.
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