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特集 IVRの現状と問題点
磁石圧迫吻合術による消化管吻合
著者: 萩原優1 山内栄五郎2 田中一郎1 小森山広幸1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
ページ範囲:P.1617 - P.1623
文献購入ページに移動原理は2個の磁石を密着させることにより挟んだ組織を圧迫・壊死させ,その周囲が癒着して新たな吻合口を形成する方法である.
適応疾患は癌性腹膜炎などによるイレウスに対して狭窄口側の小腸と大腸とを磁石を用いて吻合させる方法と狭窄部の解除を目的として吻合部の上下に磁石を留置して,挟んだ組織を圧迫・壊死させ吻合口を作製する方法である.この方法は開腹を要しない新しい消化管吻合術として注目される.
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