文献詳細
特集 IVRの現状と問題点
Interventional MRI
著者: 山本育男1 藤村昌樹1 平野正満1 森川茂廣2 犬伏俊郎2 村田喜代史3
所属機関: 1滋賀医科大学第2外科 2滋賀医科大学分子神経学研究センター代謝情報制御分野 3滋賀医科大学放射線医学
ページ範囲:P.1637 - P.1646
文献概要
最近登場したオープン型MR装置は患者へのアクセス改善がはかられており,MRIをIVRの画像モニターとするInterventional MRIが行われるようになってきた.
最近,ダブルドーナッツタイプ垂直開放型超電導磁石を有するMR装置が導入されたが,このMR装置は垂直・軸方向の広い撮像空間内でのアクセスが可能なユニークなデザインのため患者へのアクセスが大幅に改善されており,非血管系IVRの画像モニターとして優れている.今後,このようなタイプのMR装置の導入によりIVR治療の画像モニターとしてのMRIの重要性がさらに高まるものと考えられる.
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