文献詳細
外科医に必要な皮膚科common diseaseの知識・7
文献概要
疾患の概念
1.病態
原因は様々であるが,掻痒を伴う紅斑,膨疹が一過性に出現する病態である(図1).通常個疹は24時間以内に跡形もなく消褪する.全身のどこにでも出現するが,摩擦あるいは圧迫部位に多く生じる傾向がある.時に皮膚のみならず粘膜にも生じ,咽喉頭部に生じた場合は呼吸困難となる.組織学的に真皮上層の細小血管の拡張と浮腫を認める.
1.病態
原因は様々であるが,掻痒を伴う紅斑,膨疹が一過性に出現する病態である(図1).通常個疹は24時間以内に跡形もなく消褪する.全身のどこにでも出現するが,摩擦あるいは圧迫部位に多く生じる傾向がある.時に皮膚のみならず粘膜にも生じ,咽喉頭部に生じた場合は呼吸困難となる.組織学的に真皮上層の細小血管の拡張と浮腫を認める.
掲載誌情報