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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻13号

2001年12月発行

臨床研究

高齢者癌手術の死亡率に関する研究—全国アンケート調査から

著者: 芳賀克夫1 西村嘉裕2 和田康雄3 木村正美4 岡義雄5 山下眞一1

所属機関: 1国立熊本病院外科 2東京都立駒込病院呼吸器外科 3国立姫路病院外科 4人吉総合病院外科 5東大阪市立総合病院外科

ページ範囲:P.1683 - P.1687

文献概要

はじめに
 高齢者の癌手術に関しては,術後合併症が多く危険であるという報告1〜4)と,逆に非高齢者と変わりがないという報告5〜7)がみられる.癌手術の死亡率に関する国レベルの報告は少なく,高齢者は非高齢者より術後死亡率が高いのか,その実態は不明である.
 筆者らは「高齢者手術の安全性の向上と術後合併症の予防に関する研究」をテーマとしている厚生労働省の研究班であり,現在班として「高齢者がん患者のEBMに基づく外科治療ガイドライン」を作成している.その基礎資料として日本における癌手術の死亡率を全国規模でアンケート調査した.本稿ではその結果を文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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