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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻2号

2001年02月発行

特集 重症急性膵炎の診療Now

血液浄化法による重症急性膵炎の治療

著者: 竹山宜典1

所属機関: 1神戸大学医学部第1外科

ページ範囲:P.195 - P.201

文献概要

 重症急性膵炎において膵局所から逸脱した膵酵素やその二次産物であるサイトカインなどを,血液中や腹水中から除去するために各種の血液浄化法が臨床応用されてきた.現在,本疾患の初期治療において主として腹膜灌流と持続血液濾過透析が用いられている.これらの治療法により重症急性膵炎の病態改善が得られることは確実であるが,その適応や経済効果については解決すべき問題点もあり,検討の余地がある.また,今後は詳細な病態の解明により,生体にとって有害な物質のより選択的な除去が目指されると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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