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目で見る外科標準術式・14
胃全摘後空腸パウチ再建術
著者: 竹下公矢1 斎藤直也2 谷雅夫2 林政澤2 佐伯伊知郎2 関田吉久2 海山智隆2
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部光学医療診療部 2東京医科歯科大学医学部食道・胃外科
ページ範囲:P.215 - P.223
文献概要
近年,消化管吻合器の改良,進歩に伴い,胃切除後のQOLの改善を目指して,各種の空腸パウチ(pouch)を用いた再建術が行われるようになってきた1〜5).胃癌における胃全摘後空腸パウチ再建術では,従来の再建法に比べ安全性,手術時間の面で遜色のないことが普及するための必須条件である.本稿では最近筆者らが主として行っている方法6〜10)を中心に,その手技と成績を報告する.
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