icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻2号

2001年02月発行

外科医に必要な脳神経外科common diseaseの知識・7

クモ膜下出血(SAH)(1)

著者: 魏秀復1

所属機関: 1馬場記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.233 - P.235

文献概要

疾患の概念
 クモ膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH)は,「クモ膜下腔内の出血」を指すのみであって,各科領域にわたって多種多様な原疾患がある.日常診療では頭部外傷によるものが多い.しかし最も代表的な疾患に脳外科的治療の必要な脳動脈瘤破裂によるSAHがある.破裂脳動脈瘤によるSAHの治療には再出血予防のための脳動脈瘤根治術,髄液吸収障害による正常圧水頭症の手術のほかに,特に問題となる脳血管れん縮(vasospasm)の治療が重要となる1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら