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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻2号

2001年02月発行

文献概要

臨床報告・1

胃結腸瘻を有する高度進行胃癌の1切除例

著者: 秋山和宏1 梁英樹1 吉田一成1 山下由紀1 中沢哲1

所属機関: 1至誠会第二病院外科

ページ範囲:P.271 - P.273

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はじめに
 胃結腸瘻は胃や横行結腸の癌の浸潤,あるいは胃潰瘍穿通などに伴う稀な合併症である1).その多くは胃外発育型胃癌として報告され,これまでに60数例を数えるのみである2〜6).それらは高度の下痢が引き起こされることから,癌の進行度以上に全身状態が不良となり,手術適応を誤らせてしまうことがある.今回筆者らは他医にて手術不能の胃癌の診断を受けた胃結腸瘻合併例に対して手術治療を行い,比較的良好な予後を得ることができたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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