文献詳細
臨床報告・1
門脈ガス血症を呈した絞扼腸管非壊死の閉鎖孔ヘルニア嵌頓の1例
著者: 高井惣一郎1 小池保志1 上原正憲1 小松邦志1 田川豊秋1
所属機関: 1神戸徳洲会病院外科
ページ範囲:P.275 - P.278
文献概要
門脈ガス血症(portal venous gas,以下PVG)は大半が腸管壊死に合併し,稀ながら予後不良の病態とされている.今回筆者らはPVGを呈した絞扼腸管非壊死の閉鎖孔ヘルニア嵌頓の1例を経験し,術後良好な経過を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報