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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻3号

2001年03月発行

文献概要

カラーグラフ 食道癌の内視鏡下手術・4

頸腹部操作先行による胸腔鏡下食道切除術

著者: 川原英之1

所属機関: 1川崎市立井田病院外科

ページ範囲:P.285 - P.289

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 胸腔鏡下食道切除術がわが国で行われてから7年あまりが経過した1).食道は解剖学的に縦隔の深部に位置し,心大血管,気管気管支といった重要臓器に隣接するため,剥離やリンパ節郭清などの手技が難しく悪性腫瘍に対する胸腔鏡下手術の評価は確立されていない.リンパ節郭清に限っても開胸による標準的手術と同程度に郭清可能とする報告2)から,あくまでも縮小手術のひとつと考える見解までさまざまである.
 ここでは筆者らが行っている頸部,腹部操作を先行する胸腔鏡下食道切除術の手技について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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