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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻3号

2001年03月発行

文献概要

特集 総胆管結石治療の最前線—手技と周辺機器の進歩 腹腔鏡下アプローチ

経胆嚢管的切石

著者: 鈴木憲次1 木村泰三1 梅原靖彦1

所属機関: 1富士宮市立病院外科

ページ範囲:P.333 - P.336

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 腹腔鏡下経胆嚢管的切石術は胆嚢管にバルーンダイレーターを挿入し拡張させた後,内視鏡下に総胆管結石を除去し,状況に応じてCチューブを留置する手技である.細径ファイバー,イメージミキサー,細径鉗子,Cチューブの固定に用いるエラスティック縫合糸などの開発により術者の負担は軽減されつつあるが,手技が複雑であるため鏡視下操作に習熟した内視鏡外科医の行う特別な手術と位置づけざるをえない.在院期間の短縮,乳頭機能の温存に関しては最も優れた治療法の1つと思われるため,今後の器具の進歩により腹腔鏡下経胆嚢管的切石術が標準術式として定着することに期待したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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