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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 外科におけるクリニカルパスの展開 クリニカルパス導入の事例

胆嚢摘出手術におけるクリニカルパスの導入

著者: 石井誠一郎1 池田信良1 納賀克彦1

所属機関: 1川崎市立川崎病院外科

ページ範囲:P.485 - P.489

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 胆嚢結石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術を1990年7月から導入しており,当院では胆嚢摘出手術のほぼ80%に施行されている.本稿では当院で使用されている腹腔鏡下胆嚢摘出術のクリニカルパス(以下,CP)について紹介する.CP導入にはその目的を明らかにすることが重要であり,医療スタッフの教育ばかりでなく患者に対する教育の徹底が必要と考えられた.不必要な入院期間の延長を避け,効率良く入・退院を行うツールとしてCPを使用しているが,一定の期間使用した後に見直して使いやすいように改定していくこと,導入前後の評価をしてCPの効用を理解してもらうこと,ヴァリアンスを評価することによりCPに適応する患者の逸脱を防ぐことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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