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臨床研究
胃切除術既往症例における腹腔鏡下胆嚢胆管結石治療について
著者: 權雅憲1 乾広幸1 上山泰男1
所属機関: 1関西医科大学第1外科
ページ範囲:P.539 - P.543
文献購入ページに移動腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は低侵襲手技として広く普及し,良性胆嚢病変に対する第一選択術式の地位を確立し,従来は相対的禁忌とされてきた上腹部手術既往症例にも適応が拡大されている1).胃切除術後には迷走神経切離による胆嚢収縮障害が要因となり,胆石が高い率で発生すると報告されている2〜4),胃切除既往症例は解剖学的位置関係から胆嚢周囲の癒着を伴い,腹腔鏡下のアプローチが困難となることが多いと考えられる.筆者らは当科における胃切除既往例に対する腹腔鏡下胆管結石治療の実際を手術適応の決定と手術手技の要点から検討した.
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