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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻4号

2001年04月発行

臨床研究

胃切除術既往症例における腹腔鏡下胆嚢胆管結石治療について

著者: 權雅憲1 乾広幸1 上山泰男1

所属機関: 1関西医科大学第1外科

ページ範囲:P.539 - P.543

文献概要

はじめに
 腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は低侵襲手技として広く普及し,良性胆嚢病変に対する第一選択術式の地位を確立し,従来は相対的禁忌とされてきた上腹部手術既往症例にも適応が拡大されている1).胃切除術後には迷走神経切離による胆嚢収縮障害が要因となり,胆石が高い率で発生すると報告されている2〜4),胃切除既往症例は解剖学的位置関係から胆嚢周囲の癒着を伴い,腹腔鏡下のアプローチが困難となることが多いと考えられる.筆者らは当科における胃切除既往例に対する腹腔鏡下胆管結石治療の実際を手術適応の決定と手術手技の要点から検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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