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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻4号

2001年04月発行

文献概要

臨床報告・1

5'-DFUR・MPA併用療法が著効した進行乳癌症例

著者: 豊田秀一1 黒木祥司1 大城戸政行1 横畑和紀1 土居布加志1 有馬剛1 田中雅夫1

所属機関: 1九州大学大学院医学系研究科臨床・腫瘍外科

ページ範囲:P.549 - P.552

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はじめに
 進行・再発乳癌に対する治療はanthracyclin系薬剤を含む多剤併用化学療法が主流であったが,近年,taxane系抗癌剤の単独ないし多剤併用療法が注目され1,2),また内分泌療法の重要性も再認識されている3).今回筆者らは進行乳癌多発転移例に対し5'-DFUR・MPA併用療法により原発巣,多発転移巣ともに著明な縮小効果を示し,術後4年間,担癌状態で生存中の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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