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臨床報告・1
Diabetic mastopathyの1例
著者: 岸渕正典1 弥生恵司1 西敏夫1 山崎誠1 川崎勝弘1 加藤充2 松浦成昭2
所属機関: 1市立貝塚病院外科 2市立貝塚病院病理
ページ範囲:P.561 - P.564
文献購入ページに移動Diabetic mastopathyはインスリン依存性の糖尿病(以下,IDDM)患者に臨床的に乳癌との鑑別困難な乳腺腫瘤を認め,病理組織学的に間質の著明な線維化,乳腺の萎縮および乳腺小葉や乳管へのリンパ球浸潤をきたす病態である1).本邦での報告は8例にすぎず,比較的稀な疾患である.
今回,筆者らはdiabetic mastopathyの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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