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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・2

手術材料の取り扱い・切開の原則

著者: 神谷順一1 梛野正人1 金井道夫1 上坂克彦1 佐野力1 二村雄次1

所属機関: 1名古屋大学大学院器官調節外科

ページ範囲:P.585 - P.590

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はじめに
 消化器外科領域で標本を切開する第一の目的は,病変を粘膜面から観察して診断することである.この目的を達成するためには,病変を損傷しないように,あるいは損傷を最小限にとどめるように慎重に標本を切開しなければならない.また,切除直後においては腫瘍先進部と標本断端の距離を診断する必要があり,断端を意識して切開することも重要である.
 消化管の癌では,それぞれの取扱い規約で切開について具体的に記載されており,付け加えるべき事項もないので,本論文では胆道や膵臓の切除標本を切開するうえでのコツを述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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