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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 家族性腫瘍—診断と治療の現況

家族性腫瘍に対するインフォームドコンセントとカウンセリング

著者: 野水整13 竹之下誠一23 阿部力哉3

所属機関: 1星総合病院外科 2福島県立医科大学第2外科 3東北家族性腫瘍研究会

ページ範囲:P.605 - P.610

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 家族性腫瘍におけるインフォームドコンセントに必要なものは,癌の告知をはじめ正確な診断と病態,疾患と治療法の説明をすべて隠さずに行うことであり,患者の質問に対応できるだけの専門的知識を主治医が有することが,患者—医師の信頼関係を固きものへと導く.
 家族性腫瘍遺伝カウンセラーが育っていないわが国の現状では,主治医がこの信頼関係に基づいて患者および家族の人権尊重を最優先させて,遺伝性腫瘍および遺伝子診断に対するカウンセリングを行わなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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