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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

特集 家族性腫瘍—診断と治療の現況

家族性腫瘍に対する遺伝子診断

著者: 藤森実12 福嶋義光2

所属機関: 1信州大学医学部第2外科 2信州大学附属病院遺伝子診療部

ページ範囲:P.611 - P.615

文献概要

 家族性腫瘍の遺伝子診断は患者およびその血縁者の生殖細胞系列の発症に関係する遺伝子変異を明らかにするために行われる.遺伝性腫瘍症における遺伝子診断は従来の臨床検査とは異なる面があるので,これを行う場合には倫理的にも十分配慮する必要がある.遺伝子診断技術を臨床の場で利用していくためには,主治医と患者という関係のみの従来の医療対応では不十分な点がある.このため信州大学医学部附属病院では,1996年5月より中央診療部として遺伝子診療部を院内措置にて設置し活動を開始していたが,2000年4月より文部省に特殊診療科の1つとして正式に認められ,全国初の「遺伝子診療部」が誕生した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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