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特集 家族性腫瘍—診断と治療の現況
多発性内分泌腫瘍(MEN)
著者: 亀山香織1 菅重尚2 高見博2
所属機関: 1慶應義塾大学病院病理診断部 2帝京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.623 - P.627
文献購入ページに移動MEN 1型の原因遺伝子は11番染色体長腕上に位置し,10個のエクソンを含み610個のアミノ酸からなる蛋白(menin)をコードしている癌抑制遺伝子である.一方,MEN 2型は10番染色体長腕上にあるRET proto-oncogeneの点突然変異が原因である.こうした遺伝子の検査により保因者を早期に発見し,少しでも早く治療を開始することが望まれる.
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