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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

外科医に必要な眼科common diseaseの知識・11

斜視・弱視,色覚異常

著者: 澤充1

所属機関: 1日本大学医学部眼科

ページ範囲:P.673 - P.675

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斜視・弱視
 視力は単眼での問題が基本であるが,高度な視機能として両眼視,立体視がある.左右眼では視差があり眼底像には微妙なズレが存在する.この像のズレは立体視機能を得る上で不可欠である.この像のズレの存在は眼前に指を立て,片眼ずつで見た場合,利き目で見ると指が動かないが,利き目でないほうで見ると指が動くことでも理解しうる.左右眼での像のズレは視中枢での融像機能により統合され,立体感覚を生じる.この視機能は出生時から存在するわけではなく,10歳程度までに物を見る学習機能により発達する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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