文献詳細
文献概要
外科医に必要な眼科common diseaseの知識・11
斜視・弱視,色覚異常
著者: 澤充1
所属機関: 1日本大学医学部眼科
ページ範囲:P.673 - P.675
文献購入ページに移動斜視・弱視
視力は単眼での問題が基本であるが,高度な視機能として両眼視,立体視がある.左右眼では視差があり眼底像には微妙なズレが存在する.この像のズレは立体視機能を得る上で不可欠である.この像のズレの存在は眼前に指を立て,片眼ずつで見た場合,利き目で見ると指が動かないが,利き目でないほうで見ると指が動くことでも理解しうる.左右眼での像のズレは視中枢での融像機能により統合され,立体感覚を生じる.この視機能は出生時から存在するわけではなく,10歳程度までに物を見る学習機能により発達する.
視力は単眼での問題が基本であるが,高度な視機能として両眼視,立体視がある.左右眼では視差があり眼底像には微妙なズレが存在する.この像のズレは立体視機能を得る上で不可欠である.この像のズレの存在は眼前に指を立て,片眼ずつで見た場合,利き目で見ると指が動かないが,利き目でないほうで見ると指が動くことでも理解しうる.左右眼での像のズレは視中枢での融像機能により統合され,立体感覚を生じる.この視機能は出生時から存在するわけではなく,10歳程度までに物を見る学習機能により発達する.
掲載誌情報