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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

臨床報告・1

乳癌術後におけるMRSA創部感染症に対する超酸化水の使用経験

著者: 田澤賢一13 高橋博之13 山岸文範1 鈴木修一郎1 新井英樹1 川又隆2 塚田一博3 田澤賢次4

所属機関: 1新潟県厚生連糸魚川総合病院外科 2新潟県厚生連糸魚川総合病院薬剤部 3富山医科薬科大学第2外科 4富山医科薬科大学看護学科

ページ範囲:P.695 - P.698

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はじめに
 超酸化水は水道水に微量のNaClを混ぜて電極間に隔膜を介して電気分解を行った生成された水である.活性塩素0.05〜50ppm,活性酸素10〜50ppmを含有し,酸化電位が高く,pH 2.7以下である1〜3).強い殺菌性,弱い組織障害性,低コストなどの点から臨床的応用性が高いとされる.今回,われわれは乳癌術後のMRSA(methicillin-resistantStaphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)創部感染症に対し,超酸化水の洗浄療法が有効であった症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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