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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

臨床報告・1

多発性肺転移を伴った肝細胞癌がspecific substance mycobacterium(SSM)単独投与で完全寛解した1例

著者: 井上康一1 田島隆行1 高誠勉1 佐藤哲也1 杉田輝地1 遠藤茂通2

所属機関: 1山近記念総合病院外科 2山近記念総合病院内科

ページ範囲:P.699 - P.702

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はじめに
 肝細胞癌はときに自然寛解することが報告されている1)が,多数の肺転移を伴った肝細胞癌が自然寛解することはきわめてまれである2).われわれは今回,多発性肺転移を伴った肝細胞癌がspecific substance mycobacterium(SSM,いわゆる丸山ワクチン)単独投与後に完全寛解した1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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