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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻5号

2001年05月発行

文献概要

臨床報告・1

胃壁外性に発育した消化管間質細胞性腫瘍(分類不能型)の1切除例

著者: 岡山順司1 松村一隆1 杉原誠一1 中辻直之1 西和田敬1 丸山博司2 中野博重3

所属機関: 1星ヶ丘厚生年金病院外科 2星ヶ丘厚生年金病院検査部 3奈良県立医科大学第1外科

ページ範囲:P.703 - P.706

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はじめに
 消化管の間質細胞性腫瘍(stromal tumor)は,その概念,発生分化の起源,良・悪性の鑑別などの議論が多い疾患である1).近年,種々の免疫組織学的手法が用いられ,stromal tumorの組織由来の鑑別が可能となってきた.今回,われわれは胃壁外性に発育し術後の病理組織検査において組織由来が明らかでない狭義のgastrointestinal stromaltumor(以下,GISTと略す)と診断された1症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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