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文献概要
手術手技
ラジオナビゲーションによる上皮小体摘出術
著者: 北川亘1 清水一雄1 赤須東樹1 汲田伸一郎2 隈崎達夫2 田中茂夫1
所属機関: 1日本医科大学第2外科 2日本医科大学放射線科
ページ範囲:P.813 - P.816
文献購入ページに移動原発性上皮小体機能亢進症の原因の80〜85%は上皮小体腺腫であり1),その術前局在診断は頸部超音波検査,CT,MRI検査の組み合わせによって行われている.1990年代から99mTc-methoxyiso-butylisonitrile(99mTc-MIBI)シンチグラフィ検査が原発性上皮小体機能亢進症の局在診断に導入され,診断能が向上している2,3).近年携帯用のガンマプローブが開発され,99mTc-MIBIシンチグラフィと組み合わせることで欧米では病的上皮小体の取り残しを回避できる低侵襲手術が施行されている4〜6).今回筆者らは99mTc-MIBIと携帯用ガンマプローブを用いることにより術中局在診断が可能で,病的上皮小体の取り残しが防止できた4例を経験したので1症例を呈示し,手術手技とradio-guided parathyroidectomyの有用性について報告する.
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