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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻6号

2001年06月発行

文献概要

臨床経験

交通事故による慢性期外傷性胸部大動脈瘤4例の治療経験

著者: 井隼彰夫1 千葉幸夫1 木村哲也1 森岡浩一1 奈良雅文1 津田武嗣1

所属機関: 1福井医科大学第2外科

ページ範囲:P.855 - P.858

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はじめに
 鈍的胸部外傷による胸部大動脈損傷は大動脈峡部に最も多く見られ,受傷後30分以内にその80から90%が死亡し,慢性期まで生存するものは文献的に5%以下と言われている1).また,慢性期の多くは仮性動脈瘤の形をとるとされ,発見されれば破裂予防のため積極的に手術をすべきとされている2).筆者らは現在までに交通事故による慢性期外傷性胸部大動脈瘤4例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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