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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻7号

2001年07月発行

文献概要

臨床報告・1

慢性関節リウマチ治療中に発症した子宮留膿症穿孔の1例

著者: 斎藤典才1 山岸雅司2 渡辺博之1 横山隆1 原和人1 村山隆司3

所属機関: 1石川勤労者医療協会城北病院外科 2石川勤労者医療協会城北病院婦人科 3金沢リハビリテーション病院内科

ページ範囲:P.983 - P.985

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はじめに
 子宮留膿症穿孔(以下,本症)はまれな疾患で,治療が遅れると腹膜炎,敗血症を併発し重篤となる1).今回われわれは,慢性関節リウマチの治療中でFK506投与試験を終了後に本症を併発し,救命できなかった症例を経験した.本症は文献報告例をみるかぎり高齢者に多く,60歳での発症は比較的若年齢と思われる.このため本症例の発症理由について,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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