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臨床報告・1
慢性関節リウマチ治療中に発症した子宮留膿症穿孔の1例
著者: 斎藤典才1 山岸雅司2 渡辺博之1 横山隆1 原和人1 村山隆司3
所属機関: 1石川勤労者医療協会城北病院外科 2石川勤労者医療協会城北病院婦人科 3金沢リハビリテーション病院内科
ページ範囲:P.983 - P.985
文献購入ページに移動子宮留膿症穿孔(以下,本症)はまれな疾患で,治療が遅れると腹膜炎,敗血症を併発し重篤となる1).今回われわれは,慢性関節リウマチの治療中でFK506投与試験を終了後に本症を併発し,救命できなかった症例を経験した.本症は文献報告例をみるかぎり高齢者に多く,60歳での発症は比較的若年齢と思われる.このため本症例の発症理由について,若干の文献的考察を加え報告する.
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