icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻8号

2001年08月発行

文献概要

特集 閉塞性黄疸の診療手順 閉塞性黄疸の画像診断

閉塞性黄疸の超音波診断

著者: 金子哲也1 中尾昭公1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1023 - P.1027

文献購入ページに移動
 超音波検査(US)は閉塞性黄疸に対して最初に行うべき検査法であり,閉塞性部位を正確に診断できる.外科医が初診の段階で無処置の閉塞性黄疸患者に対しUSを行う機会は少ないと思われるが,もしそのような機会があれば鑑別診断はもとより悪性疾患を疑った場合には減黄方法,PTBD穿刺ライン,staging,術式などを想定して行うとよい.最新の高性能の超音波診断装置ではtissue harmonic imagingが可能で高画質となり,各種Doppler機能を駆使することでよりUSの診断能は向上した.しかし検査医の解剖学的知識,技量,熱意が超音波診断には何より大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?