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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻8号

2001年08月発行

文献概要

特集 閉塞性黄疸の診療手順 閉塞性黄疸の画像診断

MRCPによる閉塞性黄疸の診断

著者: 杉山政則1 正木忠彦1 森俊幸1 跡見裕1 高原太郎2 蜂屋順一2

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科 2杏林大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1037 - P.1040

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 MRCPは膵胆道系を明瞭にかつ非侵襲的に描出できる検査法である.ERCPのように検者に特別な技術を要さない.閉塞性黄疸例のMRCPでは胆管閉塞の部位・原因の診断が正確に行える.MRCPではERCPやPTCと異なり狭窄・閉塞部の遠位側の情報が得られる.またMRCPによる胆道の情報は胆道ドレナージ法の選択に有用である.黄疸症例で超音波検査により胆管拡張を認める場合は閉塞性黄疸を疑い,すぐにMRCPを施行する.閉塞性黄疸の診断目的のみのERCPやPTCはMRCPに置き換えられつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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